内視鏡的切開剥離+巾着縫合ビデオ
2012年10月16日
(映像提供:佐野寧理事長・院長/Dr. Yasushi Sano)
【症 例】65歳、男性
【主 訴】下血
【治療経過】
S状結腸の大きさ40mm大のLST-granular病変。周囲をB-Knife™にてmarginateした。病変を重力と対側に位置し、フードで剥離部分にcounter tractionをかけながら、切開。開始後35分で一割切除を完了した。患者様が日帰り治療を希望されたため、OLYMPUS社の留置スネアとClipを利用し、巾着縫合を施行。完全縫合を確認し終了した。
病理組織診断:LST, 40mm, well differentiated adenocarcinoma in tubulovillous adenoma, depth:m, ly0, v0, surgical stump(-)。
以上より根治切除と判断した。 6ヶ月の内視鏡では再発を認めていない。