【お知らせ】 「CIRCULATE-Japan」に当院も参加しています
2020年06月15日
国立がん研究センター東病院が主体となって行っているプロジェクト「CIRCULATE-Japan」に当院も参加しています。
「CIRCULATE-Japan」は、国立がん研究センター東病院が主体となった立ち上げたプロジェクトで、リキッドバイオプシーによるがん個別化医療の実現を目指しており、日本で144施設が参加しています。CIRCULATE-Japanは現在のところ、GALAXY試験とVEGA試験から構成されています。
GALAXY試験は、手術で目に見えるがんをすべて取り切れる大腸がんの方を対象としており、手術前から定期的に採血をして、血液中にがん細胞由来の遺伝子があるかどうか、約2年間調べていき、再発のモニタリングを行う臨床試験です。日本で2500人の患者様を募集中で、遺伝子情報の大規模データベース化を目指すものです。
VEGA試験は、手術後の血液中に、がん細胞由来の遺伝子がなかった方に対して、術後補助化学療法が本当に必要なのかを検証する臨床試験です。
そして、現在計画中ですが、血液中にがん細胞由来の遺伝子が残存(または再発)している方に対して、新薬の有効性を評価する臨床試験も、開始される予定です。この臨床試験は約30施設が参加します。これら全ての臨床試験に、当院も参加しております。参加希望の方、興味がある方は、予約センターから小髙の外来をご予約ください。試験参加については、さらに詳しい条件がありますので、せっかくご来院いただいても、参加できない場合があります。予めご了承ください。
もっと詳しい説明を読んでみたい方は、国立がん研究センターのホームページもご参照ください。https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/0610/index.html